ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年01月12日
第3支庁・中部南布教区 婦人会の一万遍口唱会を実施
昨年10月14日、第3支庁・中部南布教区婦人連絡協議会(南婦連)は三重県四日市市・本扇寺で一万遍口唱会を、お教務2師、婦人会員67名の参詣で行いました。

 中部南布教区は三重県全域と愛知県の約半分が範囲になっており、持ち回りで各寺院婦人会幹事(約30名)が参詣しています。今年度の行事を決める際、例年9月に行われている支庁外の寺院への研修旅行の代わりに一万遍口唱会をしたらどうかとの南婦連参与の奥山日典御導師からご提案があり、初めての事ではありましたが挑戦することにいたしました。

 一万遍お唱えするため午前9時から午後3時まで、昼食の30分を除き5時間30分の参詣を予定しました。長時間に加え、遠方からの参詣もあるため、本当に実施できるのか半信半疑でしたが、妙典寺では毎月実施されているとお聞きし、勇気を出してパソコンで手作りのポスターを作成して皆さんにお勧めしました。
 
 結果は例年の参加者数を大きく超える69名の参詣となりました。一座を30分区切りにして11座とし、それぞれの座の始めには各寺院の婦人会員が言上当番として導師役となり、あらかじめ作成された言上文を頼りに、どの方も緊張された面持ちでしたが立派に言上されました。お寺によってはご利益談を話されたところもありました。また、一座30分の中間に奥山御導師が御教歌や御指南などを挟んでくださり、熱のこもった口唱会ではありましたが、時間のたつのが早く感じられ、充実感を覚えた一日でした。

 口唱会の最後には中部南布教区教養部長の面家清修ご住職が「口唱会に参詣した達成感だけで終わるのではなく、口唱の功徳で信心を増進させ、教化につながるご奉公をしましょう」とお話くださいました。

 今回の口唱会は初め9月9日を予定していましたが台風が接近し、前日に急遽とりやめとなりました。会場の本扇寺にはご負担をかける事にもなり、口唱会は来年度になるのだろうと思いました。しかし、奥山御導師から電話で「中止ではなく延期にして次回の日程を決めましょう」と即座に判断をいただき、日程を決めてくださいました。

 今回の口唱会での功徳は計り知れないものであったと思います。加えて私自身とても良い勉強・経験であったと感謝しております。心を尽くして準備をしてもアクシデントに見舞われることがあります。しかし、そこであきらめるのではなく、皆さんの助言をいただきながら功徳を積む道を探して実現してゆくことが大切であると、つくづく実感しました。口唱会の成功にお力を下さった方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。