ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年12月01日
高祖会に併せ権大僧正日春上人御23回忌 3密を避け本堂・食堂・ホールに分かれて
第2支庁・南海布教区の安国寺(住職・蔭山日昇師)では、去る10月24日、高祖会に併せて『安国寺第3世権大僧正蔭山日春上人御23回忌法要』を、奈良本光寺住職・高橋日瑛師を奉修導師にお迎えし、1部2座制にて奉修された。
 1座目では、本年「法臘50年」を迎えられ先の本山宥清寺の高祖会で表彰された蔭山日昇住職に、寺内教講を代表し橋本照夫事務局長から永きに渡るご教導に感謝し、記念品が贈呈された。
 2座目では『権大僧正日春上人御23回忌法要』が執り行われた。
 権大僧正日春上人は、大正6年9月13日生。和歌山県出身で昭和7年佛立第7世講有日淳上人の徒弟として得度、僧名を「良解」といただく。同22年和歌山親会場(現・一乗寺)住職に就任。35年に上座講師に昇進し「信要院日春」と院日号を賜わる。39年、安国寺住職に就任。56年に法泉寺寺号公称に伴い、法泉寺住職に就任。平成10年、権大僧正に昇進され御講有より「講老」の称号を拝受。翌11年ご遷化される。
 宗門では、宗会議員や内務局法人部長、教務局教育部長。第2弘通区宗務所長等の要職を歴任され、自坊にあっては開基日淳上人、第2世日是上人の教えを踏襲しながら教線を拡大、また寺観整備にも目を向けられ本堂増築、会館建設。そして富田、淡路両別院の設立もなされた。
 法要当日、本堂内陣横には日春上人のご遺影が安置された祭壇が組まれ多くの人がお焼香する中、荘厳かつしめやかに御年忌法要が営まれた。
 安国寺では今回、コロナ禍での奉修であり「3密」を避けるため、ご信者方に、必ず指定された座への参詣と、本堂・食堂・生野ホール(本堂下のホール)の3ヵ所に分かれての参詣をお願いし、感染予防対策の徹底を図っての奉修となった。
 当日は晴天のお計らいのもと、寺内・末寺・他寺院合計550名の参詣をいただき、高祖会及び『先住権大僧正蔭山日春上人御23回忌法要』が無事に奉修された。