2020年05月01日

イタリアの教講との往返信 イタリア教区長 福岡日雙

新型コロナウイルスがイタリアでも感染を拡大させている状況下、私(福岡日雙)と地元教務、信徒とのEメールによるやりとりの一部をお伝えします。

キアッフィ良誓師
(フィレンツェ在住教務より3月11日来信)
親愛なる福岡日雙御導師
イタリアのコロナウイルス感染による状況は日毎に悪化しています。
学校は休校となり、人々は家に閉じ籠もるよう指示が出ています。あいているのは薬局と食料品を中心としたマーケットだけですが、買い物客の間隔を2メートル以上あけないといけないため、入り口には長い行列ができています。
イタリア北部ではあらゆる店が閉まってしまい、交通機関も麻痺状態です。
ご信者はフィレンツェの香風寺別院にご参詣できない状態ですので、私の方から電話をかけて様子を聞いたり、励ましたりしております。また、毎日、御法門を収録し、各信徒宅に配信し聴聞してもらっています。
1日のうち何回か時間を定めて、別院と各ご信者宅で同時間に御題目をお唱えさせていただきコロナウイルス感染の早期終息とご信者同士の異体同心、ご信心増進をご祈願しております。御法のお力をいただいて、この苦難を乗り越えようとお互いに励まし合っております。
南無妙法蓮華経
 キアッフィ良誓 並びに信徒一同


福岡日雙よりフィレンツェ別院長、ティチアーノ・ガレオッティさんへのEメール
(ティチアーノ・ガレオッティ氏はフィレンツェの国立病院の医師。3月13日発信)
親愛なるティチアーノ・ガレオッティ。
今、イタリアはコロナウイルスの伝染によって、日本以上に深刻な事態になっていると報じられています。そのような状況下、ティチアーノさん、あなたは医師として病院やあなた自身のクリニックで患者と対応する日々を送らねばならず、さぞ大変なことと案じております。
どうぞ充分にご自身の体調管理を行い、休養もとってください。
風の空中において一切の障礙のないように、御本尊のご加護をいただいて職務を全うされることを祈っています。
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
 福岡日雙


ティチアーノ・ガレオッティ医師からの返信(3月19日)
親愛なる福岡御導師
イタリアの現況をご心配くださり有難うございます。また医師としての私が置かれている状態を案じて、いたわりと励ましのお言葉を与えていただき心から感謝申し上げます。私は医師ですから当然ながらコロナウイルスに感染するリスクも一般の人たちより高くなります。病院側も種々配慮してくれております。
有難いことに私は佛立宗の信者です。御宝前からご守護、ご加護をいただいているという安心感があります。私よりも教務のダニエッレ・キアッフィ良誓師や学徒であり、同時に医師でもあるアントーニア妙薫師の方がイタリアのご信者にとっては大事な存在であり、健康でご奉公していただきたいと願っております。
昨夜も、自宅の御宝前で御題目をお唱えしている時、福岡御導師からのいたわりと励ましのお手紙の文面が心にうかんできて、もったいない気持ちで、あふれ出る涙を抑えることができませんでした。
私は医師として一層使命を果していくと共に、佛立信者としてご弘通ご奉公に心がけ、福岡御導師のお慈悲に報いたいと思いをあらたにしております。
有難うございます。
ティチアーノ

マリアピアさん
(イタリア北部在住学徒。英語教師からの来信。3月10日受信)
福岡御導師、お手紙ありがとうございます。
5月に予定されていた日本からの団参が延期となり本当に残念です。
現在、私たちイタリアのHBS(本門佛立宗)の信徒はキアッフィ良誓師の指導のもと、時間を合わせて御題目をお唱えし、また励まし合い、助け合っております。そのお陰で私たちHBSの信徒はこのような状況下にあっても妙法に見守られているのだという安心感を懐くことができ、助け合える多くの同信がいるのだという心強さを感じています。これも福岡御導師や良誓師のようなよき教導者がおられるお陰です。
福岡御導師ができるだけ早い時期にイタリアにお越しになれますよう願いつつ、私たちも信行に励ませていただきます。ありがとうございます。
マリンピア

福岡日雙よりイタリア佛立信徒の皆さんへ
(4月4日)
イタリア在住の佛立信徒の皆さん、今、皆さんはコロナウイルス感染拡大の影響で大変厳しい状況の中で暮らさざるを得なくなっています。心よりお見舞い申しあげます。
日蓮聖人は、苦難の毎日を送る当時のある女性信徒に次のような労いと励ましのお手紙を送っておられます。
「あなたは今、あたかも寒さ厳しい冬の最中に身を置いているような状況におられます。けれども冬はやがて暖かい春の季節へと移り変わっていくのです。
あなたは法華経のみ教えを信じ御題目をお持ちさせていただく身となられました。必ずや御本尊内にまします仏、菩薩方、そして諸天善神方はあなたの信行に励む姿ご照覧になり救いの手をさしのべてくださることでしょう。希望を失わず御法のお力を頂いて苦難を乗り越えられるよう祈っております。」
私、福岡日雙は一つお勧めしたいことがあります。御題目口唱と共に、お供水を毎日頂くよう心掛けてください。お供水はただの水ではありません。お供水は御題目のお力のこもった尊いお水であり、聖なるお薬です。きっとコロナウイルスからも身を守ってくださいます。
私も毎日、コロナウイルス感染拡大早期終息を御宝前にご祈願させていただいております。
残念ながら厳しい制限があって私は目下イタリアを訪れることができませんが、
終息しましたらイタリアを訪れ、春の訪れを感じさせる状況の中で皆さんとご信
心の喜びを分かち合いたいと願っています。
南無妙法蓮華経
 福岡日雙