ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年08月01日
髙須日良上人が佛立第26世講有に —7月2日本山御宝前で古式ゆかしく、厳かに遺嘱傳承の儀式—
佛立第25世講有・日開上人の4年間にわたる任期ご満了の7月2日、本山・宥清寺の御尊前では、佛立第26世講有・日良上人への講有位の継承と本山・宥清寺第67世住職を確定する「遺嘱伝承の儀式」が、宗内要職教講役員及び歴代講有夫人方、日良上人有縁の方々、本山信徒代表等の参列のもと、厳かに執り行われた。日良上人は、この日より4年間、ことには明年の佛立開導日扇聖人ご生誕200年慶讃ご奉公の円成という重責を担われることとなる。

 宗門の総導師である御講有(本山・宥清寺住職を兼務)は、宗会議員による推戴会議でのご推戴、御講有より次期講有としてのご指名を受けられた後、この「遺嘱伝承の儀式」において、現御講有(この度は第25世講有・日開上人)より、宗門歴代の御講有方が次々と伝承してこられた「佛立開導日扇聖人の御遺言書と御」を承継されて、初めて「次期講有・本山住職」としての資格(晋位・晋山)が確定し、この時を以てご就任となる。

〔前講有の退位退任言上〕
 この日の式典には、日裔・日誠両講尊上人はじめ権大僧正方、宗務総長以下の総局員、全国の支庁長、宗会議員代表、歴代講有夫人方、本山の事務局代表の他、廣宣寺教講代表、次期講有・日良上人有縁のお教務方、ご自坊・熊本長薫寺の嶋田事務局長以下、幹部・信徒の代表等が参列した。

 まず本山御宝前で、第25世講有・日開上人の導師により、御自らの「講有位の退位と本山住職退任」の言上式が行われた。

〔御尊前での伝承の儀式〕
 この後、日開上人が本堂東脇陣の開導聖人御尊像前にお移りになったところで、次期講有・日良上人がご昇堂され、ここに粛々とした雰囲気の中、厳かに本宗伝統の形式により「遺嘱伝承の儀」が古式ゆかしく執り行われた。