宗立・佛立教育専門学校の令和３年度入学式が、去る５月11日、講有日良上人導師のもと、小西日演宗務総長はじめ関係役員、学校教職員と在校生が参列する中、学校３階の大教室御宝前の間で厳かに挙行された。
　新型コロナ感染拡大防止の観点から、当初の予定が延期されたこの日、晴れの入学式を迎えたのは専門科１年生２師で、一座お看経の後、式典に入り、講師・図書室役員の任命書が下付された。
　そして、講有上人から御訓辞をいただき「君たちは佛立教務として祖訓である浄佛国土実現の一翼を担うのです。これから２年間、恵まれた環境で生活を送れるのは、ご信者の尊い浄財によるものだと肝に銘じておかなければなりません。開導聖人は御教歌に『やしなはる身ともしらざる居候自私の見とて寝夜食をくふ』と、我が身の果報をありがたく受け止め、それを忘れず勝手わがままな振る舞いを慎み、慢心を起こさないことの大事をお教えです。本山での勤行、学校での学び、そして学生生活がこれからの信心の基礎となり、他者に寄り添う菩薩心を養うことのできるように、くれぐれもこの２年間を無駄にせぬよう申し付けます」とお諭しいただいた。
　引き続き小西総長、丸山日印理事長の祝辞、亀井日魁学校長からの挨拶の後、本山執事長の白石日是師から学生教務の規範を示した「学生清(しん)規(ぎ)」が読み上げられた。
　続いて昨年の学校授業における皆勤・精勤賞の授与があり、該当する２年生３師を代表して竹村随教師が代表拝受。引き続き教職員の紹介と新入生の自己紹介があり、教育局の記念品贈呈に浅野信良師が代表拝受した。
　最後に新入生を代表して丸山淳啓師から宣誓があり、校歌を斉唱して入学式を終えた。
　なお４月２日に入寮式を済ませ、翌３日から本山での出仕とお給仕のご奉公が始まっているが、コロナ感染拡大防止のため授業は４月26日からオンラインで開始、５月12日から一部の授業が対面にて行われている。
　
　専門科入学生
浅野　信良師　②妙唱寺
丸山　淳啓師　⑨高松妙泉寺

　別科研究生
加藤　喜遵師　⑪佛立寺
福岡　清耀師　⑪正法寺
内田　承実師　②日乗寺
野崎　隨遼師　②本妙寺
松井　真宏師　⑤乗泉寺
金澤　廣善師　⑤乗泉寺
鈴木　光典師　②清風寺