2018年12月01日

山門前通りのイベントに協力  交流の一環 境内を妖怪酒場に 本山宥清寺

本山宥清寺の山門に面した一条通り、この通りでは年に1度の大妖怪イベント「一条百鬼夜行」と「妖怪アートフリマ モノノケ市」が開催されている。
 この催しは、平安時代の昔、京の町の最北に面した一条通りから北側は、住む人のいない荒地で、この一条通りが人の住む世界と、異世界との境目となっていた。そしてその頃、この一条通りでは、捨てられた古道具類が変化して妖怪となり、夜半に徒党を組んで行進する、という伝承があり「一条百鬼夜行」と呼ばれるようになった。商店街ではこの伝承にあやかり街を「妖怪通り」と名付け、各店の軒先には趣向を凝らした妖怪が掲げられている。そして年に1度の催しとして、百人を超える妖怪達が、妖怪通りをお囃子に浮かれながらパレードする百鬼夜行を行うのである。
 10月20日、本山の隣にある子供文化会館から一条通りを西に、北大路通りに向けて約400メートルが連なる大将軍商店街では、商店街と、横断する南北の通りを遮断して歩行者天国とし、商店街には所せましと数々の屋台と、妖怪に関連した様々なフリーマーケットが午後4時から開店。午後6時からは妖怪パレードが始まり、夜遅くまで賑やかに、しかもユーモラスな妖怪達が数千人の観客と面白おかしくふれあった。
 本山宥清寺では、主催者の大将軍商店街振興組合からの依頼もあって、この催しに協力することになり、普段は夜7時に閉門する山門が開かれ、境内には主催者が出店した「妖怪酒場」が設けられ、希望者には有料で京都の老舗から取り寄せられた料理と各種の地酒が振る舞われた。また、普段は夕方5時には閉館する佛立ミュージアムも、午後8時まで開かれ、秋の夜長に、地域の活性化の一助となった。