ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年05月01日
佛立教育専門学校 令和2年度卒業式を挙行 44期5師が行学二道精進終え第一線に
去る3月18日午前11時から、宗立・佛立教育専門学校の令和2年度卒業式が、本山宥清寺本堂で、講有日良上人導師のもと、厳かに挙行された。
 当日は、小西日演宗務総長、亀井日魁学校長始め学校教職員、学生、父兄代表等の参列のもと、開式のお看経の中で無事卒業の御礼言上があり、引き続き専門科卒業生3師に卒業証書が、普通科修了生2師と別科修了生3師に修了証が授与された。
 続いて本山出仕の「本山勤行証」が授与され、古谷淳温師が代表拝受。次に本山のお給仕ご奉公で優秀な成績を修めた卒業生に「本山操行皆勤賞」が授与され、野上立喜師が代表拝受。学校の授業では2年間皆勤した学生に「学校授業皆勤賞」が授与され、こちらも野上立喜師が代表拝受した。
 この後、御講有上人がご訓辞に立たれ「未だ収まることのない新型コロナウイルス感染症の拡大は世界中を大混乱に陥らせ、人間の作り上げてきた社会や生活を一変させ、人々の心に不安や恐怖をもたらし続けています。 
 この2年間は、緊急事態宣言に伴う休校、オンライン授業など未曾有の経験であったはずです。
 常々より御法門では、『無常』と教えていただきます。三祖のみ教えの筋を護りながら、変化を受け止め変化に対応してこそ、妙法のご信心は弘まっていくのです。諸君の学生生活は、決して悲観するものではなく、寧ろ貴重な経験となることでしょう。
 高祖ご降誕800年の慶讃ご奉公の正念場を迎え、これから弘通の第一線に立ち、それぞれが責任ある役割を担っていくわけですが、くれぐれも慢心を起こさず給仕第一の信心でご信者の良きお手本となり、慶讃ご奉公の円成に向かって精進してください。
 どれだけ時代が変わろうともグローバル化が進もうとも、佛立教務道とは大尊師の御指南を通して教学を学び御法門を研鑚し、習い損じることなくご信者を教導させていただくことであります。このことを努々忘れず、一層行学二道に精進せよ」とお諭しいただいた。
 続いて亀井学校長の挨拶、小西宗務総長の祝辞、丸山日印理事長の祝辞、保護者を代表して西村日要師から謝辞が述べられた後、卒業生と修了生に本山宥清寺、宗務本庁教育局、佛立青年教務会からそれぞれ記念品が贈呈された。
 この後、在校生を代表して河内良啓師から送辞が、これに応えて卒業生を代表して野上立喜師から答辞が述べられた。
 その後、校歌を斉唱し引き続いて卒業生・修了生を祝う会が行われた。これは例年行われていた謝恩会がコロナ禍により中止となったため、代わりに催されたもので、卒業生・修了生が「20年後の自分」へ向けた手紙をしたため、それぞれが披露した。最後に御講有上人をお囲みしての記念撮影で式典を終了した。
 なお、4月9日に予定されていた令和3年度入学式は、コロナウイルス感染拡大防止のため5月11日に延期となった。

令和2年度専門科卒業生

コレイア清行師④妙深寺
野上 立喜師 ⑩光薫寺
古谷 淳温師 ②清風寺

普通科修了生
梅田 随進師 ②妙扇寺
諸戸 信持師 ⑧信廣寺

別科修了生
内田 承実師 ②日乗寺
野﨑 隨遼師 ②本妙寺
鈴木 光典師 ②清風寺