2017年04月01日

第4・5・6支庁 恒例の教務大会を開催する 福岡日雙師より三途成不の講演いただく

第5支庁・東京乗泉寺(住職・永江日盡師)において、去る2月15日午前11時より、恒例の第4・5・6支庁合同教務大会が開催された。
 11時よりお看経の後、執事長・相馬日育師より『文明の御代にかなへる本門の 佛立講は開化第一』との御教歌で「末法のご信心は、本門八品所顕上行所伝のご信心でなければならず、開化第一のご精神を忘れてはなりません。開化第一ですから、これで良しとせず、改良を心がけることが大切です」と御法門がおがまれた。
 第2部は、12時30分より、会場を講習会室に移動して福岡日雙佛立教育専門学校名誉教授から、2月8日より前日までアメリカ講演会の旅に同行された博多・光薫寺所属・北崎立耕師の紹介があり、北崎師は「2月8日にロスアンジェルスに向かい、信徒宅でのお講とお助行を2日間させていただきました。
2001年に入信されたグリーンさんのご縁で今回、アリゾナ州立大学のキャンパスで講演会を開催することができました。参加者は多くはなく大学で仏教を学んでいる5名でしたが、1時間半ほど講演会があり、最後はみんなでお看経をいただきました。
 その後、サンフランシスコに向かい、信徒宅でお助行をさせていただき近隣の信徒も参詣されました。翌日、2回目の講演会を宿泊したホテルのミーティングルームで、現地の信徒と家族、結縁の方、合計31名の参加をえて開催させていただきました。この講演会終了後に御題目口唱をさせていただきました。そして、昨日、帰国させていただきました」と、アメリカでの報告を述べられた。
(左欄に当日の模様を掲載しています)
 再びマイクを持たれた福岡日雙師は「本日の演題は、三途成不論争ですが、昨年、法華仏教研究会の研究発表会でさせていただきました。法華宗の研究者には三途成不論と言うことがあまり知られていません。日蓮聖人の教学は、日隆聖人、日扇聖人の教えをはずしたら何もわからなくなってしまいます。
 十界の衆生に仏性があることが法華経に説かれていますが、小乗仏教のインド、スリランカの僧侶はそれを知らない。ご信心をして成仏するという考え方が、全くありません。地獄、餓鬼、畜生の三途の衆生は、法華経で回向すれば、成仏できると言い出したのが法華宗です。
開導聖人は、三途のまま成仏するのではなく、回向によって人間界に生まれ変わって、信心口唱御題目を唱えられるようになって、成仏の果報がいただけると教えてくださいました。御題目口唱の功徳が積めない者に成仏の果報はいただけないと言われています。
この論争によって、開導聖人は排斥されてしまいました。しかし、この論争のお陰で、本門佛立講をご開講されたのです。
 佛立宗の教学は、言葉を使う時に『軸』をしっかりと決めなくてはいけません。例えば、一念三千。理の一念三千か、事の一念三千か、軸を入れないといけません。天台の教学でも、中国の天台大師の教学か、日本の伝教大師の教学か、軸を入れないで一色単にして論じていくとおかしくなります。
 日隆聖人の教学は、台当異目です。日蓮聖人は権実、本迹です。開導聖人は種脱です。時代によって折伏する相手が変わってきますから、軸も変わってきます。私が、アメリカ、イタリア、スリランカでご奉公させていただく時も、国によって軸が変わります」と、講演された。 
 最後に、第6支庁長・白石日柔師よりお礼の言葉が述べられ、教務大会が無事に終了した。