2017年02月01日

神戸・佛立寺 御遷座式・御会式

◆御遷座式を奉修
昨年12月13日、7ヵ月にも亘った、お寺としての佛立開導日扇聖人ご生誕200年の記念事業『御本尊御荘厳』『三祖御尊像御修復』が無事成就し、御遷座式を奉修させていただきました。

◆記念事業の経緯
神戸佛立寺は、その前身を『教実組親会場』と称し、佛立開導日扇聖人最御晩年、御遷化の約1か月前の明治23年6月3日、最後に開筵されたお寺です。
現在、お寺で護持させていただいている御本尊は開導聖人の『御筆止めの御本尊』と言われており、この度の「佛立開導日扇聖人ご生誕200年」という大きな慶事を迎えるに当たり「宗門として大切な御本尊をこれからも永続護持させていただこう」という考えに至り、掛軸の形式を採らせていただいておりましたが、御額を新調し、納めさせていただくことになりました。
また阪神淡路大震災から二十年が経ち、高祖大士・門祖聖人・開導聖人の各御尊像にも御傷が目立つようになっておりましたので、併せて御修復をさせていただく運びとなりました。

◆御遷座式当日
当日は晴天のお計らいの中、紅葉に賑わう京都への道中は渋滞もなく、この度ご奉公いただいた仏師・友義康嗣氏宅にお迎えに参らせていただき、お寺に戻ると、この日をお祝いするように婦人会と有志のご信者によって紅白幕が張られ、寺内も御遷座式をお迎えするのに相応しい雰囲気となっておりました。
御遷座式開始前、本堂で待ち看経が始まり、女性信者が灯明を持ち境内地を照らす中、御本尊・三祖御尊像の行道が始まりました。
行道後、一時、仮本堂に奉安され、御導師より御開眼の言上をいただき、本堂に溢れんばかりの御題目の声の中、内々陣への御遷座が教講一人ひとりのご奉公によって無事に成就いたしました。
御遷座式後、場所をお寺内の会館大広間に移して祝賀会を開催し、この日のご奉公を喜び、翌週に控える高祖会へ思いを新たにさせていただきました。

◆高祖会を奉修
翌週20日、御講尊・小山日誠上人ご唱導のもと、布教区管内寺院や縁故の御導師・お教務さまにご参詣いただき、高祖会を奉修させていただきました。この度の御会式は「七五三無事養育成長御礼参詣」「新教化親子
御礼参詣」に併せて「佛立開導日扇聖人ご生誕200年記念事業成就御礼」と喜びの心に溢れた御会式となりました。
御会式当日、芳しくない空模様でしたが、奉修導師がご唱導されるその瞬間、空が青空に変わり日差しが差し込んでまいりました。その御徳と奉修導師の言上を頂戴し、本堂内の誰もが随喜し、自ずと御題目口唱にも熱が籠っていきました。
奉修導師の御法門では『わが祖師は如来のつかひかしこくも その眷属はわれらなりけり』と御教歌を拝され、私たちにお祖師さまのことを通して、佛立信者としての菩薩の自覚を教えてくださいました。
また御会式内の式典では、七五三をお迎えした子どもたちのお祝いをさせていただき、ご参詣くださった仏師・友義康嗣氏へ当住から感謝状と記念品が贈呈されました。その際、友義康嗣氏のご子息・潤氏よりこの度の御修復の報告をしていただき、不思議な御縁やエピソードも紹介され、改めてこの度のご奉公のありがたさを再確認させていただきました。
そしてこの5年間に撮影させていただいた写真を使用し、お寺の境内地にある開導聖人のご墓所、開導聖人銅像をモチーフとしたモザイクアートの展示もされました。

◆最後に
佛立開花運動もまさに正念場。今から6年前、当寺が120周年を迎えた際に発刊した記念誌で小山日誠上人より訓示をいただきましたが、その中に「寺の名はいつ迄(まで)も代らざれども、住持(じゅうじ)は無常なり、身(み)延山(のぶさん)には今は祖師(そし)いまさず。芝居の大小は小屋によらず役者による也」と開導聖人のご指南をお示しになっておられます。
この度の御修復で護持御尊像の体中には16世講有・小山日幹上人御染筆の御本尊が奉安されており、御修復の御礼を24世講有・小山日誠上人に奉修いただくことにご因縁を感じ、佛立寺教講一同、佛立寺を永代護持する心あらたに清らかな気持ちで佛立開花運動ご正当年に向けての信心改良、信行増進を誓わせていただきました。