ご利益体験談

内閣総理大臣賞”受賞の御利益を! 第10支庁妙薫寺 林田 薫

ありがとうございます。
 長崎では、毎年8月9日は原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が執り行われます。妙薫寺でも祈念式典前に、婦人会を中心に原爆落下中心地に献花と犠牲者の追悼回向を、伊藤日博御導師の奉修のもと行っています。
 原爆落下中心地から数百メートルの地に育った幼い私にとって、暮らしている地域が被爆遺構であり、近所の方々は実際に被爆され、原爆の実相を話してくださる語り部でもありました。その話の多くの記憶が今も鮮烈に残っています。今となっては、ひとつひとつの話をこのまま風化させてはならない焦燥感から、何とかしなければと考えておりました。そんな中、お看経をあげていますと、すーっと霧が晴れるようにその解決策が閃いてまいりました。
 被爆者でない私にできることは、50年来描いてきた絵画で被爆体験者の話を自分なりに表現することにより、原爆を知らない方々に伝えることができるのでは… との思いに至ったのです。これまでシリーズで描いてきたテーマが、「命の喜び」や「熊本地震」等であったのですが、これに加えて「被爆」が増えることになりました。
 受賞作「黒い追憶~Reminiscence~」は、ミクストメディアで多種の技法を併用し抽象的表現で描き上げ、色彩も最小限に留めました。焦土と化した長崎の地で炭化し傷だらけとなった蠢(うごめ)く生命体が大地に根を張り、平和を希求する思いを感じ取っていただけたらと思います。
 私は3代目の信者ですが、これまでに多くのご利益をいただき健康で幸せな毎日を送っています。今回の件においても、想定外のことで青天の霹靂(へきれき)でありました。この最高賞は一生で1度いただけたら嬉しいばかりだと思っていました。御宝前様からの温かい御慈悲を感じないではいられません。誠に有り難いことでした。
今後ともに、家族揃って壮健にてご奉公できますことの喜びを日々噛みしめてまいりたいと存じます。ありがとうございました。