ご利益体験談

ブラジル団参志し財のご利益感得 日薫上人御23回忌の報恩ご奉公にと 第10支庁 長薫寺 湯前千松

 昨年9月にお迎えした日薫上人の御23回忌のご奉公にとして、何かさせていただけることはないかと考えていたところ、一昨年の10月に御講有のブラジル巡教に随伴参詣をさせていただく団参の勧めがありました。
 「これが、お師匠さま(日薫上人)の報恩のご奉公になる!」と思い立ち、早速年明けの1月から朝参詣に励んで「御講有のお伴をしてブラジル団参に行かせてもらえますように」と毎日ご祈願をさせていただくことにしました。
 私の朝参詣は5時から7時までの2時間のお看経です。せっかくお寺に行くのですから、最低でも2時間はお看経をいただかないともったいないと思っています。
 しかしブラジル団参に参加することは決めましたが、ただでは行けません。予算を聞くと、100万円くらいかかるとのことでした。月々6万円の年金暮らしの中から、護持会や組御講のお布施、お供米等をさせていただいていますので、100万円といっても簡単に用意できるものではありません。
 私は団参の費用が用意できるように財のご利益をいただこうと考え、元日から毎日100円ずつお賽銭を上げさせていただくことにしました。
 ご信者は健康のご利益と、財のご利益をいただくことが大切だと思います。健康でもお金がなければご奉公は限られたものになってしまいますし、お金があっても健康でなければ、やはりご奉公は限られたものになってしまいます。そのどちらもがいただけている私は、本当に幸せだと思っています。
 御法様のために使わせていただくお金は金額ではなく、気持ちの問題だと常々教えられています。何か一つでも御法様のためにさせていただこうという、その気持ちが大切なのだと思います。
 6年前の日薫上人の17回忌のときは、毎日50円をお賽銭にあげるようにしました。それを5年間毎日続けたら、農家に嫁いだ妹がお米を年間三俵(90キロ)も送ってくれるようになりました。これが財の功徳を積ませていただくことなのかと、しみじみ実感をしました。この経験から、この度は100円をお上げさせていただこうと思ったのです。
 こうして年明けから信心を決定して励んでおりますと、2月になって以前に仕事をしていた会社の社長から仕事の依頼がありました。
 私は左官職人として60年以上現場に立ち、弟子も育ててまいりましたが、80歳を過ぎてからは引退をしていました。そんな私に急に仕事の話があったのですから、不思議なことです。
 そこで年齢や体力を考えて、週に2回だけ仕事をくれるように頼むことにしました。その旨をお願いすると、社長はお金が必要なのかと心配をしてくれました。私はいい機会だと考え、お寺や信心の話、お師匠さんの御年回のためにブラジルに行きたいことなど、たくさん話をしました。
すると社長は深く理解をしてくれて、1日2万円の日当が出る内容で、週に2回の仕事をくれるように計らってくれたのです。これで毎月10万から12万の収入ができました。御法のために使うお金なので別に通帳を作り、そこに振り込んでもらうようにしました。
 しかし団参の申し込み締め切りは8月です。費用の目処が立ったとはいえ、8月の時点でお金が貯まっていなければ心配です。締め切りまでに貯まるだろうかと不安に思っていました。
 すると8月に入ってすぐに、住宅リフォームの依頼が入ってきました。体力的に毎日働くことが難しいので一度はその話を断ったのですが、ボチボチでもいいからやってくれないか、との条件だったので引き受けることにしました。
 その結果、午前中だけ働いて延べ12日かかってリフォームを終えました。このお客さんの家は漆喰の壁で、今回50年ぶりに家がきれいになったと大変喜んで、30万円を振り込んでくれました。この30万円で100万円が貯まり、ブラジル団参を無事申し込むことができました。8月25日のことでした。
 以上の話は会社で評判になりました。「7ヵ月でどうしたら100万円も貯まるのか」という噂が立ち、色々な人にお寺の話と信心の話をさせてもらう機会になりました。お師匠さんから「信心の種をまいとけよ」と言われているようで、多くの下種ができたことを本当にうれしく思います。
 この度のブラジル団参と、それまでにいただいたご利益を本当に有難く思います。このご利益談を御講有にご報告すると、泣いて喜んでくださいました。これほどまでにお喜びいただけることは、信者としてこんなに嬉しいことはありません。
また団参中はブラジルでの佛立宗の発展を見ることができ、多くの方と知り合い、話をさせていただくことができました。御講有、奥さまにも心配をいただき、温かくしていただきました。ブラジル団参ご奉公の全てが、身に染みて有難く、嬉しく思っています。
 私は一信者ですし、やってきたことをお話しただけです。お師匠さまの御年回に何かをさせていただこうと考えていた、ただそれだけの話です。
 次は、お師匠さまの27回忌は86歳になります。その時にまた健康と財のご利益をいただいて、何のご奉公をさせていただけるか、今から楽しみにしています。