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お教化とお折伏について

 鎌倉にて辻説法をされる日蓮聖人
 法華経本門の法華経寿量品第16に
 「常説法教化
ということばがあります。仏さまは、あらゆる衆生をご自身と同じように成仏させようと、遠い昔からずっと法を説き続けてこられました。この常説法教化ということばは、その仏さまの大慈悲心を現すものです。このように、他の人を1人でも多く正しいご信心の道を歩ませることを「教化」といいます。
 
 教化とは「教導転化」という言葉の略で、「教」とは正しいご信心、「導」とはそのご信心の道へ引き入れ連れゆくこと、「転」とはこれまで誤って進んできた道から正しい道へと方向を変えてあげること、「化」とは改まる、一新するという意味です。つまり、教導転化=教化とは、他の人に正しい御題目のご信心をお勧めし、手を取って共にその道を歩んで行くことを言うのです。
 
 折伏とは「破折屈伏」という言葉の略で、「折」とは折る、中途で断つということ、「伏」とはうつぶす、従わすという意味です。今までの心の持ち方、やり方をポッキリと折り、こちらの思うように、やる通りにしたがわせるということです。つまり相手のために、正しい宗教、正しいご信心とは何かを教えてあげることを言うのです。
 
 人をお教化するためにはお折伏が不可欠であり、お折伏をしなければお教化ができません。この2つは切っても切り離せない密接な関係にあると言えます。
 
 そもそも仏さまが仏法を説かれてきた理由は、ご自身と同じようにこの世の皆が成仏することでした。そのために、御題目のご信心をお弘めになられました。その仏さまより、末法の時代にその仏種である御題目を弘める命を受けてご出現された上行菩薩後身、日蓮聖人。もちろん日蓮聖人も、命をかけてその一生を御題目の弘通広宣のために捧げられました。
 
 御題目を我も唱え、人にも勧める菩薩行……これが、久遠本仏が遠い昔に成道を果たされた時の修行だったわけですから、「口唱」と「教化・折伏」、この2つの修行に我々も努めなければならないのです。
 
 
 口にお唱えするだけで、我も彼もこの世の皆が救われる「本門八品所顕、上行所伝、本因下種」の御題目。そんな大変"ありがたい"ご信心にお出値いさせていただいた我々佛立宗信者は、互いに顔を合わすたびに「ありがとうございます」と挨拶を交わします。この挨拶で、相手が佛立信者であることがすぐに分かります。なぜ「ありがとうございます」と挨拶するのでしょうか?次に見ていきましょう。