終戦70年特別企画『戦争の記憶』

梶田邦雄さん(大阪・良風寺信徒)昭和9年(1934)生〔終戦時 11歳〕

『仲間に発見されて間一髪すくい上げられ、ご法のおかげをいただきました』

昭和17年(1942)2月1日、住み慣れた大阪の自宅を売り払い、沙里講子佛立開拓団第一本隊として神戸港に向かった梶田一家。数日後に到着した満州の土地で、裕福とはいえないが、自給自足の穏やかな生活を送る。だが、時代は第2次世界対戦の真っ只中。5年も経たぬうちにそんな満州の地も戦場と化し、日本の敗戦が告げられ、満州開拓団は、一転ソ連兵の捕虜となってしまう。過酷な労働、ソ連兵の暴行、赤痢やチフスなどとの闘病と数々の苦難を強いられるが、その度毎に、変化の菩薩との出会いなど、ご法さまのお計らいを頂戴される。「戦争は二度と起こしてはならない」こと、「戦争で亡くなられた方のお弔いを忘れない」という想いを切実にお話しくださった。