終戦70年特別企画『戦争の記憶』

原田忠夫さん(静岡・清啓寺信徒)大正9年(1920)生〔終戦時 25歳〕

『あの年寄りをやっちゃうか?ってこういうわけ。殺しちゃうか?って』

昭和15年(1940)4月8日、21歳の頃に大日本帝国陸軍歩兵第34連隊に入隊。訓練ののち、南京・漢江に赴き、補給部隊に所属する。補給部隊といえども第一線で、弾薬や兵器を補給して歩くため、つねに危険と隣り合わせの部隊だったという。終戦後は、捕虜となりデング熱やアメーバ赤痢にかかる。昭和21年6月に帰国した後、連日激しい頭痛に襲われノイローゼとなる。そんなときに本門佛立宗の信心と出会い、昭和24年に入信。お寺や御講席への参詣で、容態は次第に安定していく。そんな戦時中に体験してきた、襲い襲われて悲惨な目に遭ったり、薬がない中で病と闘わなければならなかったことなど、数々の体験を語ってくださった。