亡き祖母のご信心が46年経った今でも私たちを守り、導いてくれている

倉敷・妙照寺 片山龍人
 
私が今回の体験談をお話しさせていただくにあたり、まず初めに私の祖母の話からさせていただきたいと思います。少し長くなりますがどうぞよろしくお願いいたします。
 
私は昭和28年1月に片山家の長男として、四人姉弟の末っ子として生まれました。昔のことですから、姉が3人続き4人目が男の子ということで「やっと跡取りができた・・・」と祖母は大変喜んでくれたそうです。当時私たちの家は現在の美観地区にありました。両親は駅前で小さな食堂をやっていて、営業時間も長かったので日々の寝泊まりはお店の2階でしていたため、定休日以外は離れて暮らしていましたので私たちの身の回りの世話はほとんど祖母がしてくれていました。ですから私たち兄弟にとって、祖母は母親のような存在でした。祖母は大変熱心な佛立信者で、私の祖母の一番の思い出は、毎日朝夕のお看経を上げる姿と「南無妙法蓮華経」のお題目の声でした。現在 、私の男孫が10歳です。私と祖母の年の差と、私と孫の年の差も全く同じ56年あります。ですから今、孫を見ていて昔祖母がこんな風に私のことを見てくれていたのかな・・・と思うことがよくあります。
 
私がまだ小学校に上がる前だったと思います。夜、祖母と姉達と5人が川の字で寝ていて、毎晩寝る前には必ず祖母が「おばあちゃんの後に続いて言うのよ・・・」と言って無始己来の御文を覚えさせられました。普段から姉弟全員が懐中御本尊を身につけており、祖母はいつも「何か怖いことや不安なことがあったらその“お守り”を握って『南無妙法蓮華経』とお唱えしなさい。必ず守ってくださるから・・・」と教えてくれました。ご信者のお宅でのお講席にもよく連れて行ってくれました。帰りにお菓子をたくさんもらえるのが楽しみでした。
 
そんな祖母は46年前、昭和48年3月に76歳で他界しました。私が大学4回生の時でした。その年の8月に、私は1年前から計画していた人生初めてのハワイ大学への夏期語学留学をする予定がありました。「祖母が他界した年に海外なんかに行かない方がいいのでは・・・」との親戚の意見もあったので、私は祖母の四十九日の時に御住職に行ってもいいのか相談をしました。御住職は「おばあちゃんは可愛いお孫さんの邪魔はしないよ。行ってらっしゃい。」と言ってくださり、生前祖母も私の留学を応援してくれていましたので、その年の6月、祖母と一緒に撮った家族写真を持って一か月の留学をしました。
 
結果的にはこの留学がきっかけになり、私は今の仕事を見つけることになりました。その留学中にどうしても行きたかったのがロスアンゼルスでした。そしてロスアンゼルスには私が大学時代に憧れていたメンズのセレクトショップ「ブルックスブラザーズ」があり、私は一週間学校休んで単身ロスアンゼルスへ行き、 ブルックスブラザーズへ行くという夢を叶えました。実はこの経験が今回の体験談に繋がってくるのです……
 

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池本良説 [ご利益談] 2019-09-01 12:21:00

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