ほんもんぶつりゅうしゅう

高松 妙泉寺


2017-03-15 09:02

孫の大学受験

先日の御講(*おこう=ご信者が集い、ご祈願やお弔いのために御題目を唱え、信仰を学ぶ場のこと)で、体験談が発表されましたのでご紹介します。
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ありがとうございます。
今年は私の孫の大学受験の年でした。
私は、孫に何もしてあげられませんが、少しでも孫のためになればとの思いで、今年の寒修行(*かんしゅぎょう=年間で最も寒い1ヶ月間、早朝のお寺まいりに努める期間のこと)は、一日も欠かすことなく開門参詣(*かいもんさんけい=始まりの時間に遅れずにお参りすること)をさせていただくことができました。
また、センター試験当日には御導師はじめ、たくさんのご信者方にお助行(*おじょぎょう=自分以外の人のお願いごとのため、助けるためにお題目をお唱えすること)をしていただきました。
結果、御法様のお陰をいただき、孫は志望する大学に無事合格することができました。
そして先日、孫と一緒にお寺にお礼のお参りをさせていただきました。
本当に嬉しく有難く思っております。ありがとうございます。
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《住職より》
子や孫のために何かしてあげたいと思うのは当然のことでしょう。
しかし現実には、何もしてやれないことが多いのではないでしょうか。
別のところに暮らしていたり、子や孫が大きくなったりすれば、なおのことです。
本門佛立宗のご信心なら、実際に手を出すことができなくても、
その子の幸せのために御題目をお唱えして祈ることができます。
一つの目標に向かって、家族がともに努力することができるのです。
このような経験が、家族の絆を深めることは言うまでもありません。
お寺に御礼参詣をされたときの、
お孫さんとおばあちゃんの、言葉に言い表せない笑顔が、その証拠です。
お孫さんには、ますます勉学に励み、夢を叶えてほしいと願います。
それを願っておられるのでしょう。
おばあちゃんは今も、毎朝の開門参詣を続けておられます。