ほんもんぶつりゅうしゅう

高松 妙泉寺


2017-04-03 18:09

大病を経験して~元気に暮らせる有難さ~

先日の御講(*おこう=ご信者が集い、ご祈願やお弔いのために御題目を唱え、信仰を学ぶ場のこと)で、体験談を発表くださったのでご紹介します。
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ありがとうございます。
私は、昨年5月21日に心筋梗塞で倒れ、救急車で病院へ搬送されました。発作から処置までの時間が短かったので、一命は取りとめましたが、検査の際、心筋梗塞の他に冠動脈流と下肢閉塞性動脈硬化が両足に見つかりました。さらに、左の肺の下葉に2.5センチ程のガンが発見されました。
9月に約4時間半に及ぶガン切除の手術を受けました。そして今年1~3月にかけて動脈流、動脈硬化の手術を数回に分けて受けました。
お陰をいただき、手術後の検査では現段階で大きな心配はないということでした。
心筋梗塞がなければ、ガンが早期に発見されることもなかったので、本当に助けていただいたと実感しました。また、手術の際には、手術の時間に合わせ、みなさまにお助行をいただき本当に有難かったです。
これからも、心配のない生活を送れるようご信心を大切にします。
ありがとうございます。
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《住職より》
”ケガの功名”とか”人間万事塞翁が馬”と言います。
次の瞬間はどうなるのか分からない、それが無常ということです。
人生には、良いこともあれば、そうでないこともあります。
その中で、すべての事実に真っ正面から向き合い、
前を見据えて生きていけることほど、幸せなことはありません。
本門佛立宗のご信心は、それを支えてくれるものです。