教化と助行

教化と助行
 お教化とは、ご信心をしていない人に御題目を勧めて佛立宗のご信者にすること。お助行とは、相手を助けることを目的としてお看経をあげることをいいます。
 教化と助行は「化他行」といい、信心の目的ともいえる大切な修行です。ご信者であればどなたも「自分や家族が良くなりたい」という願いを持って信心をしているわけですが、それはご信心の本当の目的とはいえません。
 本門佛立宗は御題目でご利益をいただいてもらい、ご利益で人を助けることを目的とした信心なのです。

人を助けて我も助かる
 仏様のお心は人々の救済にありますが、これは奇跡などによって一方的な救いを与えるものではありません。
 因縁を説く仏教では、苦しみの原因は自分自身の過去にあると教えます。物やお金を施すことは表面的な救いであり、一時しのぎに過ぎません。
 仏様が望まれる本当の救済とは、苦しみの因である過去世からの定業(罪障)を信心修行によって転じさせることにあります。
 その方法が、御題目を唱える口唱行(自行)と、御題目を勧めて御題目で人を助ける化他行です。御題目を自分が唱えれば、その功徳により苦しみの根本原因である罪障を消滅することができます。
 そして人に唱えさせることで、罪障消滅をさせてあげることができる、すなわち助けることができるのです。しかも、人に信心を勧める功徳は自分のために信心をする功徳よりも遥かに大きいと教えられるのです。
 これは因果の上にも当てはまります。人を良くすることで自分も良くなり、人を助けることで自分も助かる。これが因果の道理だからです。
 以上のことから、仏様が教えてくださる衆生救済の方法とは「人を助けること」にあるといえます。私たちは化他行を通じて、その実践をさせていただいているのです。

日常信行の中での化他行
 御題目で人を助けることを考えながら信心をする。相手に功徳を積んでもらうために、お参詣やお看経を勧める。
 これが日常信行における化他行の実践です。その対象が宗外者であればお教化ですし、ご信者であればお助行になります。いずれにしても御題目で人を助けるとは、口唱に励むように誘引し、本人に功徳を積ませることですから、その手助けが化他行ということになるのです。
 化他行を意識することで、私たちの信心は大きく変わっていきます。毎日のお看経やお参詣は、お教化のためのご祈願になりますし、御法門の聴聞もより真剣になるはずです。またお助行においては、功徳を積めていないご信者を放っておかず、信心を勧め励ますようにもなるでしょう。
 このような信心前になれば自分のことだけを思う信心と比べ、結果は大きく変わってまいります。仏様のお心である「本当の救い」に預かることができるようになるのです。

御指南
 妙法蓮華経の極意は、人を助けんと行ずれば我身をたすかると云ふ菩薩行也。御弟子檀那これを信ずべき也。

蒲田 妙泉寺管理者 [日常信行] 2020-07-01 15:37:00

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