ご祈願とお礼

本当の祈願
 祈願とは、神仏に願いを込めて祈ることをいいます。
 一般の寺社でもお金を払うことで、お守りをもらったり、祈祷をしてもらいますが、これは「人に祈ってもらう」だけであり、自分で祈ることはいたしません。
 佛立宗も諸々のご祈願をしますが、その方法は自らが御題目をお唱えするという、祈る行為が伴います。
 本当に相手の助けが必要なときは、誰かに頼んで「お願いをしておいてくれ」とはしないはずです。佛立宗が自分で御題目を唱えてご祈願をするのも同じ理由なのです。

願いを持って信心を
 人は亡くなるその時まで、何かしらの願いを持ち続けます。仮にこの世に未練がない人であっても、苦しまずに逝きたいと願わない人はいないでしょう。生きて日々を送る人なら尚更で、生活の上の願いは尽きません。それを「ご信心で良くしてもらう」のがご祈願です。
 けれどもご信者の中には、目の前の願いをご信心で解決できると思っていないのか、ご祈願をせずに信心をしている人がいます。
 本来の仏教は、死者の回向を専らとするものではありません。それよりもむしろ、必死に生きて尚思い通りにならない苦しみを抱える、私たちを救うことが目的なのです。
 願えば必ずご利益がいただける御法様なのですから、願いを持ってご信心をさせていただきましょう。

ご祈願は信心の目標
 ご祈願を立て、ご利益という目標を持つことで、信心は真剣なものになります。
 目標のない信心は欲に流されやすいため、ご利益をいただきにくくなります。その結果、益々真剣さが失われるという悪循環に陥ってしまうのです。
 ご祈願を立てて真剣に信心をすれば、御法様と向き合う姿勢が変わります。教えを求めて御法門を聴聞し、お看経を怠らず、前向きなご奉公ができるようになります。この姿勢からご利益が現れてくるのです。
 ご祈願を立てることは信心に目標を持つことと心得て、小さな事だから良いと考えずに常にお願いをさせていただくことが大切です。

お礼は次のご利益につながる
  ご利益をいただいたら、御宝前にお礼を奉納させていただきましょう。
 何事も心で思っているだけでは相手に通じないのと同じで、お礼も感謝の気持ちを形に表してこそ、御法様に届いていきます。そして形に表す感謝の思いは信心を増進させて、次のご利益につながっていくのです。
 ご祈願を立て、ご利益をいただき、喜びの心でお礼をさせていただく。以上は真っ直ぐな信心を持つためのサイクル(好循環)なのです。
 生きている以上、願いのない人はいませんが、人の力には限界がありますから苦しみが絶えません。その苦しみをご利益で除いていただけるのですから、ご信心ほど自分のためになるものはないのです。
御教歌
 願ふことなしと思へば怠りぬ ありとおもへばすヽむ信行

蒲田 妙泉寺管理者 [日常信行] 2020-10-02 11:59:00

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