先日、御講から帰山し、お寺に入る江ノ電踏切でウエディング姿のカップルが立っていました。ロケかなと一瞬思ったのですが、ロケバスも居ないし、おまけに踏切の真ん中に新郎姿の人が立ち塞がっていました。クラクションを「プッ」と鳴らして退いてもらったのですが、境内に入り、これまたびっくり。カメラを据えた男性2人と女性1人が庫裡の前にドカッと腰を下ろしていました。車から降り眺めていても、一向に気づいているのか無視しているのかわかりません。次の瞬間、咄嗟に「これは日本人じゃないな」と思い、「Excuse me!」と言ったら、少しピクッとしたぐらいで3人ともファインダーに釘づけでした。今度は、カメラが向いているほうに立ち塞がるようにしたら、ようやく1人の男性がファインダーから目を逸らし、こちらに注目しました。すかさず「どこからきたか?」と英語でいうと「・・・China」と応えました。許可なく境内に入り、写真を撮るなというモーションをすると、女性は荷物をもって立ち去りました。男性2人は戸惑った様子でしたので、「何分必要か?」というと「10分」と英語でいうから「OK!」と答えました。さすがに「Thank you very much」と握手を求めてきました。