ほんもんぶつりゅうしゅう

常住寺


2020-05-06 08:26

「 お見送りと追善回向 」

【5月9日(土)】  「 お見送りと追善回向 」
ありがとうございます。
ここ数日、ご家族を亡くされた方々とのやりとりが何件かありました。毎月の命日にお参りされる方も、いまは自粛されていたりしますが、そんな中でも事前に打ち合わせて、何らかの形で共にご回向させていただいております。そして、やりとりする中でまたいつも通り、色々な思いをお聴かせいただいております。これは本当にありがたいことです。
 
別件ですが、ここのところ、俗名でたくさんのお塔婆があがっています。つまり、ご遺族以外の、親しかった人たちへのご回向があがっているのです。
 
世間の人たちは、亡くなった方に対して「どういう形で弔いの思いを、行いに表すのか?」と質問される方がほとんどです。ご信心している私たちにとっては日常ですが、ご信心されてない方にはなじみがなくて当然でしょう。「お寺に、ただお参りするだけでいいのでしょうか?」とご質問いただくのです。
 
ですので、まずはお塔婆を立てましょう。そして、お数珠をもってお看経をさせていただきましょうとオススメしております。いまは電話対応が多いのですが、それでも、ひとつの追善回向の形ですね。
 
やり方がわかる。簡単なコトでも、経験しなければピンときません。ピンとこないと行動にうつすことはむつかしいものです。ですから、ごく日常に行われていることを、さりげなくお伝えできるのが一番なのでしょう。
 
よく、育成というコトバが使われますが、このコトバを難しく捉えてしまうと、お伝えするという行為、はじめの一歩ができなくなっちゃうかも知れませんね。
 
亡きたましいに安らぎを届けたい。お題目の功徳をお届けしよう。そういう、シンプルであたたかい思いで、周囲の人々にひとことのお看経やお塔婆のオススメができたらいいですね。そして、いつも追善回向をさせていただこうって心のどこかで意識しているのがいいですね。そしたらきっと、淡々と続いていくことでしょう。
 
 
 
 
【5月8日(金)】  「 母の日カード 」
ありがとうございます。
あさって5月10日は母の日です。常住寺では例年、母の日がある5月の日曜日に「母の日・こどもの日」という行事を行っていますが、今年は延期と内容変更をさせていただくことになっております。終息したならば、秋にでも親睦を深める食事会でも行いたいという話しが出ておりますが、これもひとまずは未定です。
 
母の日・子どもの日には、お寺からお母さま方に、母の日カードを差し上げていました。お母さま方は受けとっていただく、子どもたちはお礼申し上げお渡しするという形です。このカードを、今年も浮間のご信者さんがお作りくださいましたので、10日・母の日に郵送することにしました。主に常任さん宛てのメッセージカードとなりますが、2通目のお手紙をお寺からお送りさせていただきます。
 
ご信者のお母さん方々。いつもありがとうございます。
 
 
 
 
【 5月7日(木)】  「 第1会館と教職舎の外周 」
ありがとうございます。
緊急事態宣言が発令されてから毎日、宗務本庁・弘通局の発信で、朝9時からオンライン口唱会、夕方4時から子ども向けのオンラインお看経と紙芝居ご法門が行われています。
 
全国から多くの寺院やご信者方が参加され、お互いのお看経させていただいている様子が一つの画面に映し出されます。お看経の声音も聞こえてくる。ですので、まるで一緒にお看経をおあげしているかのような嬉しい感覚をおぼえます。
 
他寺院の方々のお看経を拝見しながら、常住寺の本堂でお看経。寺族だけの少人数でのお看経ですが、オンラインのおかげで、初めてお会いする全国寺院の方々といっしょにお上げするお看経です。これはもう、俄然、はりきってしまうものですね。オンラインにはそういう大きな効果があるのだと感じました。
 
朝参詣が終わると、電話やネットで各所と連絡などをしつつ、この日記を書いています。朝食はとらず、バタバタと本堂に戻ってオンライン口唱会に参加します。続いて寺内各所のお掃除です。おそうじは、寺族のひとりが自主的に掃除機がけを始めたのがきっかけで、ならば、寺族全員でさせていただこうと全員に声をかけました。
 
おそうじの始まりは、あいさつと清掃場所の確認。終了後は、清掃道具の片付け確認とごあいさつ。こんな感じですので、一体感があります。これが大事ですね。そして毎日の習慣ができたということ。緊急事態宣言の発令~延長という嬉しくない状況ですが、そんな中でもこうして地に足が着いた絆が育まれています。
 
途切れたら元のもくあみです。続くのがいいですね。ポイントは「習慣となって続く」のと、もうひとつ、「喜んで、自発的にさせていただいている」ということでしょう。こういう空気は他に良い影響を及ぼします。子どもに信心を掴ませるのにも大事な雰囲気です。他に影響を及ぼすのは、ひとりじゃダメなんだと実感します。
 
ご信者の集まりでも、きっと同じでしょうね。ご弘通をこころから喜んでさせていただいているのと、お茶を濁しているのとでは、ぱっと見では区別がつきませんが、心を込めてさせていただこうと志している人がいる教区は、やがて協力者が現れ、そして、グンとよい信心前が育まれていくのですね。
 
昨日は第1会館と教職舎の外周をおそうじさせていただきました。雑草取り。外側のカベや窓のそうじ。建物の裏側のデットゾーンに溜まってたゴミそうじ。会館脇はキレイになったと思います。
 
みんなで協力してご奉公させていただき、やがて、全体がキレイになったなど何かひとつの結果がでるでしょう。そうやって積み重ねる中できっと、キレイになることの他にも、大事なモノが得られることと思います。緊急事態宣言はイヤですが、災い転じて福と為すという風に進んでいるじゃないかと嬉しさを感じています。しかし、ちょっと筋肉痛ぎみかも知れません。ご弘通のために体力もつけねばなぁ・・・。
 
 
 
 
【5月6日(水)(振替休日)】  「 拡散防止につとめる 」
ありがとうございます。
昨日、東京都の衛生管理をされているご信者さんからご指導をいただきました。いつも気にかけて下さり、まことにありがとうございます。
 
本日までだった緊急事態宣言も延長が決まり、まだもう少しの間、がんばって拡散防止のために自粛を続けることになります。お互い、肩の力を抜いてリラックスするのを意識して、乗り切りたいですね。
 
アルコール消毒。マスク。手洗い。自宅でも行いましょう。(^^)
 
スーパーに出入りするときも、備え付けのものを使ってアルコール消毒しましょう。
 
「自分は大丈夫」ではなくて、「人に、うつさないため」にも、消毒・手洗い・マスク・うがい、ですね。
 
ニュースでも盛んに報道してますが、「無症状でも、菌をもっている場合がある」のですね。
 
世間でも、アルコール消毒をしない人が結構いらっしゃるようですが、常住寺のお講師ご信者は、お互いに声をかけあって、「必ず、消毒する」ように努めていきましょう。