2021/09/01

昨年度 教化15戸成就 お教化は誰にでもできる!心からお願いし口唱に励んで誓願成就 第4支庁妙深寺 小泉 博

ありがとうございます。
横浜・妙深寺の小泉博と申します。この度はお教化成就の体験談をということで、お話をさせていただきます。
私は、今までお教化は「このようにお話をさせていただいた方が良い」とか「こういう風にさせていただければ」などと自分なりに考えていることがございました。
しかし、それが今回のコロナ禍でのご奉公を通じて、大きな間違いであったことに気付かせていただきました。本日は、そのお話をさせていただきます。
ご承知の通り、昨年よりのコロナ禍の中、皆様のお寺と同じように妙深寺でも大変な影響が出ております。特に神奈川県では相次ぐ緊急事態宣言やまん延防止重点処措置などの影響で一時期、お寺参詣ができなくなってしまった事もあり、非常に切実な状況でした。
私は、自坊で弘通部長のお役をいただいており、責任は重大でしたが、どのように動いていけば良いかわからず、迷いながらのご奉公が続いておりました。
そんな中、妙深寺では御住職のご教導のもと、コロナ禍の中でもご弘通、ご奉公を進めていくために、お寺を挙げてのオンライン化や様々なコロナ対策を試みて参りました。
特に再来年(昨年時)は高祖ご降誕800年慶讃のご正当に当たり、また先住の御23回忌の年という事もあり「何としてもご報恩のご奉公を」と気持ちは逸るのですが、現実的にはお寺との接点がだんだん少なくなっていく中で、ご信者さんの士気は下がり、それを表すように特にお教化に関しては、例年にない散々たる状況でした。
そんな中、博多・光薫寺様ではお教務方が自ら百本祈願を始められ、ご信者方もそれに呼応されて、結果、お寺全体で百本祈願をされているというお話を伺いました。
私は、そのお話を伺って「まさに、これだ」と思いました。今こそ、お寺を上げて基本信行である「御題目口唱」に取り組ませていただく時だと教えていただいたのです。
恥ずかしいお話ですが、私は弘通部長というお役をいただきながら、目先の事ばかり考えていたので、大切な事を見失っていました。
早速、弘通部で会議をし、妙深寺は10教区あるので、一教区全体で千本口唱とさせていただき、担当お教務方も一緒に妙深寺一丸となって一万本口唱をさせていただくことを企画しました。
一方で、平時であればともかく、コロナ禍でお寺参詣が中々できない中、いきなり弘通部から千本口唱をやりましょうという高い目標のご披露をさせていただいても、多くのご信者方に理解をしていただくのは難しいのではないか、という意見が出ました。
確かに、その通りでした。しかしながら、我が妙深寺の弘通部は「実践」をモットーにしております。会議で決めたことをただご信者さんにご披露するのではなく、まず弘通部員が先頭に立って実践させていただくこと。
そこで今回も、まず10名の弘通部員全員で弘通部の千本口唱に挑戦しました。そのデータを元に各教区にご披露をさせていただき、また「今こそ御題目」という趣旨に、ご信者方も最終的に納得していただけました。
更には週に1度、集計をさせていただくことで部内、班内のコミュニケーションが進み、ご年配のお一人暮らしのご信者さんの安否確認や、オンラインでつながっておられないご信者さんとの異体同心のご奉公をさせていただいたのも大変ありがたいことでした。
「一人では、なかなか頑張れないけれど、みんなと一緒だったら頑張れます」と多くのご信者さんに喜んで参加いただき、みなさんが「いつもより多くお看経が上がるようになりました」と随喜のご報告を沢山いただくなど、本当にありがたいご奉公となりました。
結果的に昨年2月8日から3月7日まで約1ヵ月間で本数にして1万5千本(1本40分)を超え、時間にして1万時間を超えるお看経をさせていただくことができました。
この一万本口唱の途中からお教化が徐々に伸び始め、その後、お参詣自粛などの状況が、ほとんど変わらないにもかかわらず、寺内教化目標であった64戸を怒涛の勢いで達成させていただきました。
私も弘通部長として、「まずは自分から」の精神で、大変ありがたいことに15戸のお教化を成就させていただくことができました。
今回の経験を通じて、お教化は、まずは御題目口唱、そして御宝前に心からお願いさせていただくことが何よりの近道だと改めて感得させていただきました。冒頭にお話をさせていただいた自分考えのテクニック的な発想が、いかに間違っていたかということに気付かせていただいたのです。
ただ1つだけ、お教化に関しまして注意していることがあります。それは「まかぬ種は生えぬ」と教えていただいておりますので、私は初対面の方でも、誰にでもご信心のお話をさせていただくようにしていることです。
また、どなたでもお寺にお参詣させていただくようにお勧めしております。
私は、ご信心をいただく前は、本当に自分勝手で自分の事しか考えない人間でした。しかも今なお、まだ凡夫丸出しのところが沢山あるダメな人間です。
しかし、ご信心のおかげで、こんなダメな自分でも、1人でも多くの方が御題目とご縁がつながり、幸せになっていただきたいと心から思えるようになりました。それは自分も含めて、周りの方々が多くの現証ご利益をいただくのを目の前で数えきれないくらい見てきたからです。またお寺の皆様や宗門の皆様とのご縁をいただき、国内外に多くの家族ができたことで、すべての事は他人ごとではなく、自分事であることに気付かせていただけたからでもあります。
現在は、妙深寺も様々なコロナ対策やワクチン接種が進み、少しずつではありますが、コロナ禍の中でも工夫しながらのご弘通、ご奉公が進むようになってまいりました。
本年1月にも教講一体となっての妙深寺を挙げての2回目の一万本口唱を実行し、今回は前回よりも10日間も短い間に前回を超える御題目口唱を成就させていただけました。
もちろん、世の中は、ご存じの通り、まだまだどころか更にひどい感染状況になっているのも事実です。しかし、こんな時代だからこそ、佛立宗の「他のため」の精神で御題目口唱を第一に、ご弘通ご奉公に邁進させていただきたいと思います。
私は素直正直に御宝前におすがりし、お教化誓願成就をお願いすれば、絶対にお教化は誰にでもできると断言できます。
このような支離滅裂の文章ではございますが、もし、少しでも皆様のお役に立てるのであれば望外の喜びです。
最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました。