ご利益体験談

佛立この人 満100歳を無事迎え御礼御講を勤める 第5支庁乗泉寺 足立みち子

令和2年11月3日、世田谷東連合の甲御講が三軒茶屋教区一部の足立みち子席で奉修されました。この日は席主である足立さんの100回目のお誕生日に当たります。
永江日盡御導師から御宝前に「足立みち子 満100歳誕生日 誕生自祝之御礼」を言上いただきました。足立さんのお喜びは一入(ひとしお)で、そのお顔は御法様への感謝の思いにあふれておいででした。
御宝前脇には内閣総理大臣、東京都知事、世田谷区長お三方から届いた百歳の長寿を祝う賞状と副賞が並べられ、拝見した参詣者は一様に100歳の重みを感じさせていただきました。
足立さんは昭和30年に入信以来、副ブロック長、連合長、教区長、部長などのご奉公に邁進され、現在は信寿会の副会長、部内では副班長をおつとめです。
入信から数年がたち、たまたまくじ引きで当たった「部長」のお役をお受けしたことから、足立さんのご奉公が始まりました。受持御講師が『部内のお助行をしっかりなさい。そうすれば必ずお教化はできます』とおっしゃるのを伺い、初めは「へー?」と思われたそうです。
それから御講師のお供をして、部内の信者方と一緒にお助行を始めました。午前中に1軒、2軒…。お昼は御講師とみんな一緒にお蕎麦屋さんで済ませ、午後も3軒、4軒、5軒…と。
こうしたお助行を何度も続けさせていただいたところ「本当にお教化ができたのです。びっくりしました」。この時『ご信心は理屈じゃない、素直な心が大事』とおっしゃる御講師のお言葉を実感されたそうです。
御講師からは他にも、『ご信心は御法門を中心になさい』『ご奉公は御法様を見てさせていただくもの。人の顔色を見てするものではない』『ご奉公で出過ぎてしまえば「出る杭は打たれる」となります。それでも必ず冥の照覧がある』などなど教えていただきました。
足立さんは100歳になられた今も、おひとりで元気にお暮らしになり、しばしば甲御講や乙御講のお席も受けられます。さらにお寺参詣や御講参詣にもお気張りで、団参には率先して参加なさっておられます。このように日ごとご信心一筋にお過ごしのご様子は、後進の信者にとって、まさにお手本とすべきお姿です。
足立さんは毎日、起床から就寝まで、いつも御法様とお話しされながらお過ごしです。「御法様お寺へ行ってきます」「今日はこんなことがありました」「こういうときはどうしましょう」「今日も1日お守りいただきありがとうございました」など、お話しされてはお看経されるのです。
ある時、お身体が辛い時があり「御法様、もう限界です」と御宝前にお伝えしますと、
《そうですか。限界ですか。それではおしまいですよ》
「御法様、おしまいは嫌です。まだ頑張ります」そう言って持てる力を振り絞って、元気になられたそうです。
 足立さんには御法様からのお声が聞こえるのだと思います。毎晩の就寝前のお看経では、終わりの無始已来のあと、1番いいお顔を御本尊に向けて手を合わせ「私は幸せです」と感謝のことばを申し上げ、御題目を3回お唱えして終わるのだそうです。
最近は週に1回、デイホームへお出かけです。玄関を出られる時、「行って参ります」という足立さんを見てお迎えのヘルパーさんが、足立さんはおひとり暮らしですよね、と不思議そうに聞かれるそうですが、「仏様がいらっしゃるんです」といつもお答えになるのだそうです。
足立さんは連合の宝物のような存在です。足立さんがいつもお元気でありますように、連合一同の願いです。そしてこれからもたくさんお話を伺わせていただき、足立さんの素晴らしいご信心前をみんなで学ばせていただきたいと思います。ありがとうございます。
(世田谷東連合・上馬教区教区長・市原喜久枝記)