ご利益体験談

第7回青少年の一座 体験談発表  オンラインで大きなご利益

(ナレーション)
コロナ禍によって、人と人とのコミュニケーションが阻害され、ご奉公も今までどおりには進められなくなりました。一緒にご祈願したくてもできず、対面で会う事すら難しい状況が世界中で続いています。
 そんな中、ブラジル、スリランカ、イタリアではオンラインでご信者を繋ぎ祈願口唱に励まれています。そして日本でもオンラインで一緒にご祈願することによって、大きなご利益をいただいた女性がいます。
 
(豊島南央美さん)
 彼女は講有上人のご自坊である北九州布教区の不輕寺所属の現在20歳の青年会員です。それは彼女がまだ19歳だった昨年6月の出来事です。
 彼女は原因不明のⅠ型糖尿病を発症しておりましたが、正しい治療方法が分かっていなかった為に、高血糖症状を起こしてしまい救急搬送されたのです。
 医師の説明では高血糖を起こした際に、右側の脳梗塞を起こしてしまったとの事でした。
 しかも、それはかなり広範囲であり、その部分は一生梗塞したまま元には戻らない。しかも左の脳の血管も細くなっており、かなり悪い状況という説明だったのです。
 実はここにも大きなお計らいがありました。通常糖尿病患者は、循環器専門の病院へ搬送されるはずだったのですが、搬送先の病院は脳外科で有名な病院だったのです。さらに脳梗塞を起こしたと分かった時、たまたま、当直で通りかかった脳外科専門の医師へ、すぐに引き継がれ治療を開始することができたのです。
 
(豊島千鶴さん:母)
 まだ19歳なので、なんとかしてあげたい。助けてあげたい。と思っても、どうしようもない状況でした。しかも高血糖の状況で手術をすべきか難しいとお医者さんからも言われていました。呆然としたまま家に帰りついて、ハッと我に返り、担当の御講師に電話をして「御講師。南央美を助けてください」と叫んでしまいました。
 翌日から南央美のお助行が始まりました。
 その日は、九州の開基である宮川日厚上人の祥月命日(6月13日)で、お寺に沢山のご信者がお参りされていました。その法要が終わってから担当の御講師がご参詣のご信者さんに向かって、泣きながらお願いしてくれたんです。
 「豊島南央美ちゃんが脳梗塞を起こして意識不明の重体です。彼女はまだ19歳なんです。20歳の成人式に、ここで振袖を着て、自分で歩いてご参詣をさせてあげたいんです。どうかみなさんご祈願をお願いします」と言ってくださったんです。もう皆さん、泣きながらご祈願をしてくださいました。
 
(ナレーション)
 そこから本堂に残ってくださった約60名のご信者とともに、2時間の熱烈な祈願口唱が行われました。すると同時同刻のお計らいをいただきました。なんとお助行が終わると同時に、南央美さんは目を覚ましたのです。朦朧としていましたが、名前を尋ねられると応えることができたのです。
 引き続き、ご利益の御礼と無事回復のご祈願のために、御講師はご自宅の御宝前で2時間の御礼と祈願口唱を家族と一緒にしてくださいました。
 
(豊島大志さん:兄)
 コロナウイルスの影響で、面会もできないし、このまま南央美に会えないかもしれいと考えたら悔やんでも悔やみきれない気持ちでした。
 本当に大きなご利益をいただきました。南央美が脳梗塞で倒れたと聞いたとき、自分がしっかりしないといけないと思い、家族の前では冷静を装っていたのですが、初めてあの子が倒れてから、しゃべった動画を見たとき、糸が切れたように泣いてしまったのを覚えています。心の底からご信心に対して感謝し、あの子が戻ってきてくれて、とても嬉しかったです。
 
(豊島千鶴さん)
 南央美が意識を回復した次の日、御講師はご奉公をすべて変更してくださり、南央美のために朝9時から5時間の一万遍祈願口唱を、ご信者さんに呼びかけてくださいました。実は、南央美は意識は回復したものの、左手は完全麻痺、左足もわずかに動く程度で、体を動かすことさえ難しい状況だったからです。
 南央美が意識を回復して2日目。コロナ禍で病院では通常の面会がすべて禁止されていた中、パソコンの画面を通して、ようやく面会をすることができました。
 うまく言葉が出ない様子だったんですけど「お兄ちゃん」という言葉を皮切りに、一つ一つ言葉を発する事ができました。
 そして、意識を回復して3日目、ほとんど動かなくなっていた左足が力強く動き出しました。これには担当医もケースワーカーさんも大変驚き、「鳥肌が立った」と言っていただきました。
 
(ナレーション)
 それから、手術が行われた7月3日まで、何度もお助行が行われました。このお助行方法は、面会ができない南央美さんの病室と、南央美さんの実家、そして山口で大学に通う兄、そしてお寺をオンラインで繋いで行われました。
 手術は5時間。その間もお寺でお助行が行われました。ICUで1週間経過観察の予定が、次の日リハビリができるまでに回復することができ、わずか1日で一般病棟に戻ることができたのです。
 
(大森優雅さん:青年会員・助行加行者)
 今回オンラインでお助行を行うことによって、その中で徐々に徐々に南央美ちゃんが回復してゆく様子をこの目で見ることができたことが大きくて、自分も本当にありがたいんだなって事をかなり実感できた良いお助行だったなと思います。
 
(河野隆子さん:青年会員・助行加行者)
 毎日参加させてもらう中で南央美ちゃんの言葉を最後にいただくのですが、本人が最初手が動かないという状態だったのですが、日に日に動きだしたというのを画面越しに体験させていただいた。それは本当にすごくて、「うそやん!」という思いを画面越しですが、本当に涙が出てくるし、お助行に参加させていただいて、ありがたかったです。家族で参加させていただいて、私達ももっとご信心に頑張ろうと思いました。
 
(吉村法子さん:青年会員・助行加行者)
 ZOOMを使ってお助行をさせていただくというのは初めてで、ちゃんとできるか不安だったんですけど、やりはじめたら、そんなに難くなくて、今までだったら、お寺とかご信者さんのお家に行ってお助行ができない時は、同じ時間帯で御看経させていただきますという風にお助行させていただいていたんですけど、それよりも御講師の声が聞こえたりというので、その分、お看経に集中できるなというふうに感じました。そういう画面越しでも状態が良くなってきているのが分かったので、励みになりました。自分の信心改良にもこのお助行がつながったなと実感しております。
 
(大森華子さん:青年会員・助行加行者)
 毎回お助行のたびに、南央美ちゃんが「ここが動くようになったよ」っていうのを、実際に見ることができて、オンラインであることで学校が終わってからお助行に参加することができたので、ありがたかったと思います。
 
【質問】お助行してもらって、どうでしたか?
(豊島南央美さん)
 自分が病気になってコロナで面会もできなかったので、顔見知りのご信者さんの顔をオンラインで見れて、かなり心強かったです。
 
(豊島千鶴さん)
 今回の出来事でお寺の存在がすごく大きく感じました。御講師様に連絡することによってお寺につながって、助けていただけるっていう安心感と確信をもってご祈願できることがとてもありがたかったです。
 
 
【質問】病気になってどう感じましたか?
(豊島南央美さん)
 以前百本祈願を誓願したんですけど、途中で投げ出してしまって、それにお看経も怠けていて、お参詣もあまりしなくなったからお罰をいただいたんだと思いました。だから、ベッドの上でやり残した百本祈願を続けてさせてもらいました。
 
【質問】手術後は、どうなりましたか?
(豊島南央美さん)
 手術が終わって落ち着いてからは、青年会や薫化会にもオンライン助行に参加してくれるようお願いをして、本当にたくさんのご信者方からお助行をいただきました。そのおかげで、完全麻痺だった左肩が動くようになって、肘も曲げられるようになりました。そして手術から10日後、杖もつかずに一人で歩くことができるようになりました。そこからどんどん回復して、担当医からは、ここまでの回復するのを見た事がないとまで言われました。脳梗塞を起こしてから40日目。私の20歳の誕生日に退院することができました。そしてその日に無事退院と20歳の御礼の御講が自宅であって、御講師と手を取り合って涙を流して、御宝前に御礼感謝申し上げる事ができました。
 
(ナレーション)
 御礼御講の次の日、リハビリのための病院へ転院しました。そこでも懐中御本尊をいただいてベッドの上で百本祈願をされました。そして毎月1回1週間の詰め助行がオンラインで行われ、病院と実家、お寺、青年会、薫化会でたくさんの方々の参加をいただきました。お助行のたびに南央美さんはどんどん回復していきました。
 ランニングマシーンで走れるようにもなり、左手が開いたり、物をつまんだり、投げたりできるようになったのです。退院予定は11月でしたが、回復が順調すぎて9月末に退院するというご利益をいただきました。
 
(豊島千鶴さん)
 12月に担当の先生に私だけ呼ばれて話があったんですけれども「南央美さんはもうこれ以上、良くなることはないと思います」と宣告されました。
ですが南央美は、お医者さんの診断を跳ね返すように今でも回復を続けています。本当に大きな大きなご利益をいただき続けていると思います。本当にありがとうございます。
 
【質問】最後に青少年の一座にお参詣の皆さんに
(豊島南央美さん)
 ご利益をいただいて今では御会式などでお教務さんのお給仕のご奉公もさせていただいています。
 また御講師が最初のお助行の時に泣きながら言ってくださったこと、成人式に振袖を着て自分で歩いて御礼参詣をすることができました。
 ご信心はなまけたらいけないことが良くわかりました。御宝前様はすべてお見通しです。
 それにこの世の中、何があるか分からないからこそご信心が必要だと思います。そして御題目はありがたい。だから一生懸命お唱えさせていただきたいと思います。そしてこの御題目を一人でも多くの方にお伝えできればいいなと思います。
 最後に、一生懸命にご祈願してくださった、御講師をはじめ多くのご信者さん。そして、おじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お母さん、本当にありがとうございました。